長生きできる食べ方(ロンジェビティ・ダイエット) イタリア人 生化学者が教える、細胞から若返る5日間の科学的ダイエット The Longevity Diet
食べながら若返る──そんな夢のような方法を、科学が実証しました。
『長生きできる食べ方(The Longevity Diet)』は、30年にわたる長寿研究を牽引してきたUSC長寿研究所所長 ヴァルター・ロンゴ博士 がまとめ上げた、“細胞から若返る食の科学”を紹介する一冊。
博士が開発した「ファスティング・ミミッキング・ダイエット(FMD)」は、“食べながら断食の効果を得る”という革新的な食事法です。
必要な栄養を摂りながら、「細胞の再生」「炎症の低下」「血糖値の安定」「代謝の改善」「体脂肪の減少」「生物学的年齢の若返り」といった変化を、体に負担をかけずに引き出します。
ヴァルター・ロンゴ著(Valter Longo, Ph.D)/井口耕二( いのくち・こうじ)訳
糖尿病・がん・認知症・心血管疾患などの慢性疾患を予防しつつ、美容・ダイエット・メンタルケアにも効果が期待できることから、海外では医師・科学者・美容家から幅広い支持を得ています。
本書では、
● 植物中心・低タンパクの「長寿食」
● 年に数回の“食べる断食”FMD(5日間)
● 日常で無理なく続けられる30のレシピ
● 40以上の臨床研究が示す科学的根拠
を、初めての方でも実践しやすい形でまとめています。
健康・美容・アンチエイジングに関心のある女性層を中心に、「食べながら若返る」という新常識を提案する一冊です。
ヴァルター・ロンゴが、南カリフォルニア大学(USC)長寿研究所所長。老化・長寿・加齢関連疾患の研究で世界的に知られる第一人者である。
研究は栄養学・遺伝学・分子生物学・幹細胞研究まで多岐にわたり、アメリカとヨーロッパ複数の研究機関で老化の根本メカニズムを探求。その成果を「誰もが長く健康に生きられる社会」のために応用することを目指す。
功績は国際的に認められ、2010年 NIA/NH ネイサン・ショック・レクチャー賞、2013年AFAR「ライジング・スタ−」賞、2016年にはグレン研究賞など数々の賞を受賞。また2016年にはオランダ・スウェーデンでメルツ、ボヘルハーヴェ、ジュビリーの各教授職に就任。
2021-2025年には、「高級引用研究者(High Quality Researcher)」に選出、世界上位0.1%の科学者として評価されている。
2018年、『TIME』誌は彼を「医療・健康分野で最も影響力のある50人」に選出。彼の家族は、100歳を超える人が多く暮らすことで知られるイタリアの長寿地域にルーツを持つ。
研究室では、老化の鍵を握る遺伝子経路の解明、単純生物の寿命を10倍に延ばす成果、さらに「ファスティング・ミミッキング・ダイエット(FMD)」の開発など、細胞の再生と生物学的若返りに直結する画期的な研究を展開。これらの成果は世界40件以上の臨床試験を生み出し、栄養・加齢医学の新たな地平を切り開いている。
1959 年生まれ。東京大学工学部卒、米国オハイオ州立大学大学院修士課程修了。
大手石油会社勤務を経て、1998 年、子育ての時間的やりくりを共働きで実現するため、技術・実務翻訳者として独立。在宅フリーランスで出歩かないため順調に太り、一時期は、腹がつかえて靴ひもを結ぶのが難しいほどになってしまったが、その後、ロードバイクに乗り始め、年代別ロードレースで世界選手権に出場するほどのめり込む。それに伴い、競技に耐える体を作る一環として、いまは、食事の準備も担当している。主な訳書に『イーロン・マスク 上・下』(文藝春秋社)、『スティーブ・ジョブズ I・II』(講談社)、『自転車レースの駆け引き』(OVERLANDER)、著書に『「スティーブ・ジョブズ」翻訳者の仕事部屋』(講談社)、共著書に『できる翻訳者になるために プロフェッショナル4人が本気で教える 翻訳のレッスン』(講談社)がある。