ヒプノタイジング・マリア
リチャード・バック 著
天野惠梨香 訳 / 和田穹男 監訳
リチャード・バック(『かもめのジョナサン』)が贈る待望の最新作!
ジェイミー・フォーブスは飛行機乗り。フロリダの自宅へ愛機を飛ばしていたフォーブスは、悲鳴とともに1本の無線を受け取った。
それは、操縦中に意識を失ったパイロットのそばで動転する老婦人マリアからのSOSだった。
フォーブスは、操縦経験のない彼女を無線で誘導し、着陸に成功させる。
翌日、新聞でマリアの記事を目にしたフォーブスは、「空の上でその人が私に催眠術を掛けたんだと思います」という彼女の言葉をきっかけに、自身の不思議な体験を思い出す。
そして、催眠術師を名のる謎めいた女性との出会いから新たな体験に導かれ、フォーブスは世界の真理に気づく――。
この本を読んで「より力強く軽く明るく、自由になったんだね!」 という気持ちにならずにはいられなかった。 幼い頃の友だちに会うみたいな気持ちで。
長い間をかけて彼がたどりついた地平がここなら、 明るい気持ちで無心に受け入れていっしょに歩みたい。
1936年、アメリカのイリノイ州に生まれる。空軍パイロット、郵便飛行士、エアショーや遊覧飛行をしながらの地方巡業を経て作家になる。代表作として、ヒッピーのバイブル的小説となった『かもめのジョナサン』の他、『イリュージョン』、『ONE』などがある。2012年、自家用飛行機を操縦中に墜落して瀕死の重傷を負ったが、一命を取りとめ、現在はリハビリに励んでいる。
1970年滋賀県生まれ、福井県出身。米国シエラカレッジ卒業。出版翻訳業の傍ら、セラピスト、技術翻訳業
1940年神戸に生まれる。早稲田大学中退、東京外国語大学フランス語科卒業