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ホームレスさんこんにちは

松島トモ子

日本文学 エッセイ 松島トモ子 2004年02月

女優・松島トモ子がホームレスと語った
日比谷公園そしてマンハッタン。
20人のホームレスが語るさまざまな人生の軌跡。


どうしてトモ子さんが……。
どうしてホームレスが……。
人と人が優しく生きる記録。
これは珍しく そして感動的だ。

永六輔氏評

  • 日比谷公園に花が咲き出しましてね、つい、居着いちゃいました。
  • 煙草を拾うのはそんなに恥ずかしくないんですよ。でも拾ってまで煙草を止められないのは恥ずかしい。
  • あのねえ、生きているってことが体に悪いのよ。
  • 私はたんにアパートメントレス(宿なし)であってホームレスじゃない。ホームは心の中にちゃんとあるから。
  • 喋らないと言葉まで俺から逃げて行きやがる。
  • 生き延びるのに一日全部の時間を使っちゃって、犯罪なんかやれっこねえよ。

松島トモ子
(まつした・ともこ)


1945年7月10日、旧満州奉天生まれ。父はシベリア抑留中に死去。翌年母とともに帰国。50年『獅子の罠』にて阪東妻三郎の孫娘役で映画デビュー。その後『鞍馬天狗』の杉作役など名子役として数々の映画に出演。10年にわたり雑誌『少女』の表紙モデルを務める。64年、ニューヨークに留学。帰国後もテレビ、舞台、CM、講演など幅広い分野で活躍中。また車椅子ダンスでは各種大会で優勝。
著書にベストセラーとなった『ニューヨークひとりぼっち』(集英社)の他『母と娘の旅路』(文藝春秋)、『車椅子でシャル・ウイ・ダンス』(海竜社)などがある。


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