大草原の奇跡
アラン・W・エッカート 著
和田穹男 訳
この本は「品切」です。
実話物語の名作
世界中で1100万部を超えるベストセラー
カナダ南部に暮らす開拓者一家の末っ子ベンは、生まれつきシャイな6歳の少年。どんな動物とも親しくなれるが、人間には心を閉ざし、父親とはほとんど口をきこうとしない。そんなベンがある日、草原で道に迷い行方不明になってしまう。発見されるまでの2か月間に少年が体験したのは、奇跡としか言いようのない驚くべき出来事だった……。父親とベンが心を通わせる終段のクライマックスは涙をさそうほど感動的。
1931年、アメリカのニューヨーク州に生まれる。高校を卒業後、4年間兵役に従事。オハイオ州立大学で学び、数々の職を経て、29歳のときフリーライターとなる。小説だけでなく、ノンフィクションやテレビ番組の台本なども数多く執筆し、これまでに7回ピュリッツァー賞の候補になったほか、さまざまな賞を受賞。1971年にアメリカで出版した本書は、ニューベリー賞オナーブックとなり、世界10数か国で1100万部を超えるロングセラーとなっている。
1940年神戸に生まれる。早稲田大学仏文科中退、東京外国語大学フランス語科卒。書籍編集を経て、翻訳業、画業に転ず。訳書に『リトル・トリー』『ジェロニモ』『あの夏の鳳仙花』『熱きアラスカ魂-最後のフロンティア・インディアンは語る』(以上めるくまーる刊)など。